− 奇跡のきんいろ −

「アインシュタインの手紙」より 

今日もテレビ朝日「世界の偉人に関するクイズ番組」でアインシュタインが20位代に入っていました。

アインシュタインは、今でも人気のある20世紀の偉人です。

以下の文章、「アインシュタインからの合計6通の手紙」は広島平和記念資料館に寄贈されて陳列されています。

 

「アインシュタインの手紙」(昭和28年6月23日付)の日本語訳

 

“私は断固として平和主義者ですが、絶対的な平和主義者ではありません。

つまり私はあらゆる場合に暴力は反対ですが、敵が生命の抹殺を自己目的としていれば暴力を用いてもよいと考えます。

私は日本に対する原爆使用は常に有罪と考えていますが、この致命的な決定を阻止するために私は何も出来ませんでした。

日本人が朝鮮や中国で行なったすべての行為に対して、日本人のあなたにも責任があると言われるのと同じで、私はほとんど何も出来なかったのです。

私は、ドイツ人に対して原爆を使うべきだと主張したことはありません。

しかし、ヒトラー政権下で、ドイツ人が独自に原爆開発に成功し保有することは、何としても阻止しなければならなかった。

あの時代にはもちろん、そういう恐れがあったのです。

私はロシアに対する戦争だけでなく、あらゆる(上述のように生命の抹殺をすることが目的の敵には別ですが)戦争に反対です。

 

    敬具”

         アルベルト アインシュタイン

 

1996年、丸善・日本橋 『20世紀現代物理学の英雄達展」(約20年前の展覧会)



アインシュタインや20世紀の物理学者の資料と一緒に展示された、堀本惠美子作品

堀本惠美子作品が、【量子宇宙の世界】【物質を超えたエネルギーの世界】を表現しているということで展示されました。

今また、アインシュタインの言葉を重く受け止める時代が来ているように思います。